昨年12月に買い取り金融110番を開催しましたが,依然として,買い取り金融(先払い買い取り業者)による被害が後を絶ちません。

先払い買い取り業者の手口は,利用者が売りたい物の写真等を業者に送ると,業者が決めた期限までに,写真に写っている物を送ることを条件に,先に金銭が振り込まれます。(=借入金)

そして,期限までに物を送らなかった場合,違約金等が発生し,先に振り込まれた金銭+違約金を請求されます。この差額が業者の収益(=利息)となります。

一見,普通の買い取り業者に見えますが,写真に写っていた物が実在するのか,故障していないか等の確認をせずに利用者に金銭を交付しており,物の買い取りではなく,違約金の徴収が取引の目的になっていることは明らかです。

当会としては,買い取り金融は貸金業法の潜脱行為であり,ヤミ金に該当すると判断しております。

そのため,11月中を目途に集団提訴を検討しております。

加えて,関係諸団体と共催で110番を開催することに致しました。

日時:令和4年11月19日10時〜16時

電話番号:06−6361−0546