借金問題解決できる
釜ヶ崎で週1回無料相談

 多重債務者の救済に取り組む大阪クレジット・サラ金被害者の会(大阪いちょうの会)=大阪市北区=が、日雇い労働者のまち・釜ヶ崎(同市西成区)で週1回の無料相談会をスタートさせた。さまざまな事情を抱えた生活困窮者が集まる環境の中、借金で苦しむ人も安心して暮らせるまちづくりに向け、地域と連携して取り組んでいく構えだ。

 相談に対応するのは、同会に所属する弁護士、司法書士ら。これまでも、北区の事務所で多重債務の相談を随時受け付けてきた。5月中旬からは、西成区萩之茶屋2丁目の市立西成市民会館で毎週月曜日の午後1時~同3時に相談会を開く。

 5月は計3日で延べ20人が来場。「野宿生活なので生活保護を申請したいが、住民票を移すと取り立てが来そうで怖い」といった相談があり、実際に居場所が見つかって「逃げたい」という相談も寄せられた。

 担当者の一人、吉川宏康司法書士は「借金の問題は解決できる。野宿をせず、生活保護を受けて普通の生活に戻ってほしい」と力を込める。借金の問題を解決する方法を、相談者それぞれの状況に応じてアドバイスをし、解決に導くという。

 いま釜ヶ崎でこうした取り組みが必要な背景には、地域性の変化が挙げられる。

 釜ヶ崎は、日雇い労働者が就労する場所として簡易宿泊が多い。住所不定でも比較的生活しやすい点などを背景に、多重債務者が債権者から逃れて暮らしている場合もあり、野宿生活者が多いのも特徴。

 ただ近年は、高齢化やリーマンショック以降の不況下で、生活保護制度の居宅保護が進み、かって2万人といわれた日雇い労働者の半数弱が生活保護受給者になっていると公的機関や支援団体の関係者らはみている。

 地域住民として暮らしていく当事者にとって借金の解消は切実な問題の一つ。個人の法律家が無料で対応するのが難しい中で、同会に支援を求める声が相次いだ。

 相談はしたくても北区まで来られない人もいて「こちらが出向く必要性を感じた」と、川内泰雄事務局長。釜ヶ崎のまちのあり方にもかかわってくるため、地域の住民や市民団体と連携しながら開設に臨んだ。目指すは多彩な立場の人たちが安心して暮らせるまちづくり。
川内事務局長は「週1回を細く長く続けていければ」と意欲を示している。



「借金の問題は解決できる」と無料相談の利用を呼びかける吉川司法書士(左)
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食べられないのに働けって
どういうこと?!
~岸和田生活保護事件を考える~

  6月4日 金曜日 午後6時30分から

昔いきいきエイジングセンター 3階大ホール

大阪市北区菅原町10番25号

6・4集会内容

当事者・弁護団からの発言

雨宮処凜さん・生田武志さんの対談

反貧困ネットワーク 連帯のあいさつ

クレジット・サラ金被害者の会(いちょうの会)から

賃貸住宅追い出し屋被害対策会議から

非正規労働の問題から

支援の会から
(大阪市立大学 木下秀雄教授)



岸和田生活保護事件って何?


30台後半の男性Aさんは、派遣切りで失職。次の仕事を探したものの、面接に行っても何度も落とされました。まともに食事も入浴も出来ない生活に陥ったAさんが、岸和田市に生活保護申請をすると「稼働能力不活用」で却下。5回も申請し全て却下されました。「働く能力があるのに、働く努力をしていない。」とのことです。不服審査請求も「真摯な求職活動をしていない」と言われ棄却されました。
パンの耳を食べ、ガスは止められ水のシャワーを浴び、財布には数百円で面接に行く交通費もない。それでもハローワークに通い、求人広告を見ては電話しましたが、30台後半と言う年齢・中卒と言う職歴のAさんは、ただでさえ厳しい雇用情勢の中では極めて弱い立場です。就職はかなわず、Aさんは自殺すら考えました。

「食べられないのに働けってどういうこと?!」
これはAさんの叫びです。
飢え死にしそうになって仕事を探しても見つからない人に「努力が足りない」とは、福祉の責任放棄に他なりません。6回目の申請でやっと生活保護を受給できたAさん。仕事も見つかり、人間らしい生活を取り戻しました。でも、5回も却下されたことは許せない。これを許すと自分と同じ失業者・生活保護受給者に対する偏見を乗り越え、却下決定と棄却決定の取消を求めて裁判を起こしたのです。



共催団体

岸和田生活保護裁判を支援する会・生活保護問題対策全国会議
賃貸住宅追い出し屋被害対策会議・非正規労働者の権利実現全国会議
全国生活保護裁判連絡会・近畿生活保護支援法律家ネットワーク
全国クレジット・サラ金問題対策協議会
連絡・問合わせ
岸和田市の生活保護申請「却下」の取り消しを求める裁判を支援する会
電話 072-438-7734 FAX 072-438-3644

大阪の貧困を見つめる連続学集会(第9回)

「貧困ビジネス」って、なに?
~貧困ビジネスによる被害について~

「貧困ビジネス」って、なに?

近年、非正規労働や生活保護などの問題が取り上げられるようになり、「貧困」という言葉も、
聞きなれないものではなくなってきました。しかし、その範囲はとても広く、どこでどんな問題が
生じているのか、全体像はなかなか見えないのではないでしょうか。

しかし、大阪には、現場に密着した取り組みをしている、歴史と地力のある団体がたくさんあります。
さまざまな現場からの生の報告を支援者・当事者の方からしていただき、大阪の「貧困の実相」
を横断的に知ろうというのが、この学習会のネライです。これまではしんぐるまざあず・ふぉーらむ・
関西(女性と貧困)、耳原病院(医療と貧困)、野宿者ネットワーク(ホームレス問題)、
派遣ネットワーク・関西(外国人労働者問題)、借地借家人j組合(公営住宅問題)、
現役高校教師(子どもの貧困)、精神保健福祉士(貧困に潜む依存症)、
大阪いちょうの会(多重債務問題)の方々に講師をつとめていただきました。

今回は、「『貧困}ビジネス』って、なに?」と題して、昨今、社会問題化している貧困ビジネス
による被害について、現場の方々からお話いただきます。弱い立場にあるがゆえに理不尽
な契約を強いられる実態を、ぜひ知って下さい。

ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております(事前申し込みは不要です。但し先着100名)。




日に    日  時 : 66月14日(月) 18時30分~           
               
  会  場 :  いきいきエイジングセンター 第一研修室(3階) 
講  師 : 関西囲い屋対策会議 代表 
普門 大輔さん  
                賃貸住宅追い出し屋被害対策会議 事務局長 
堀 泰夫さん
     野宿者ネットワーク 代表 
生田 武志さん

主   催 : 半貧困ネットワーク大阪実行委員会       
問合せ先 : 大阪いちょうの会(電話 06-6361-0546)

■  今後の開催予定  ■
第10回 7月16日(金) 「障がい者と貧困」(予定)
時間は18時30分~、場所は同じく【いきいきエイジングセンター】です。